福島県の石川町のにふくしまの水三十選にも選ばれている小和清水があります。湧水のスポットですが、藤棚、ミズバショウ、ヤマユリ、遊歩道等見どころが沢山あるスポットなので、是非見て欲しいと思いした。
- 2019年7月訪問
1、綺麗な湧水
小和清水は、福島県内の他の場所にも見られる湧水を組めるスポットとして知っている人も多いと思います。
石川町の小和清水も湧水がメインのスポットです。
この小和清水は、和泉式部が産湯を浴びた清水で、どんな干天でもこの清水だけは絶える事が無いそうで、飲むと声が良く無い、歌が上手になると伝えられているそうです。※引用:小和清水前案内板より
さて、折角なのでその清水はどんな感じなのでしょうか?
撮影機器 KYV42 2019年7月
写真赤枠の中が小和清水です。道端に清水があるのではなく、しっかりと整備されゆっくりと水を汲めるようになっているのには少し驚きました。
撮影機器 KYV42 2019年7月
こちらが入り口なのですが、草木が生い茂っていて自然観満載です。
撮影機器 KYV42 2019年7月
しかし、小和清水の周りは休憩スペースのようになっていて、ゆっくりと水を汲むことが出来るよう整備されていました。広さは12坪といった所でしょうけれども、ベンチやテーブル、水を汲む道具も用意されているので観光地として綺麗に整備されている印象でした。
とはいえ、若干風化している所もありますが、使い勝手には問題ないので、目を瞑るとします。
また、屋根には草木が生い茂っているので日差し除け代わりになり、夏でも安心して水が汲めますよ!
撮影機器 KYV42 2019年7月
こちらが小和清水の本体です!なんとも風情があるじゃないですか!整備はされていても、あまり人工的に作られた感が強くないこういったスポットは好きです(^_^)/
外気温は35度を超えていますが、やはりとても冷たい水が出ていました。冷たくてとても気持ち良いです~
因みに、水量は少なめなのでタンクに汲む場合は少し時間が掛ると思います。その為の休憩所なのでしょうけれども。また、写真の通り、水が出ている場所と地面の高さがあまり無いのと、下の水溜の淵から少し距離があるので、人によっては中腰になってしまうので、備え付けの道具を使うか、自前の水汲み用の道具を持参するかすると便利だと思います。
因みに、友人がその場で水を飲んでいましたが、普通においしかったそうです(^_^)/
2、遊歩道
実はこの小和清水は、水を汲めるスポットだけでは無く、奥には遊歩道が整備されて山の上へ行けるようになっているみたいでした。
撮影機器 KYV42 2019年7月
同行の友人には申し訳なかったのですが、こういった遊歩道にはつい入ってしまうので今回も勿論最後まで行くことにしました。
初めは杉の間を抜けるような形の林道でしたが、5分も経たない内に整備された階段エリアへと到達しました。
撮影機器 KYV42 2019年7月
途中分かれ道がありましたが、とりあえず直進することにします。
傾斜はそれほど酷く無く、危険個所とみられる場所も無いのでスムーズに進むことが出来、5分程で石碑のある階段へ曲がり、頂上へ到達しました。(個人差はあると思いますが10分程度で到達できると思います。)
撮影機器 KYV42 2019年7月
頂上には東屋が一つあり、その他ベンチ等が設置されて休憩できるようになっていました。
東屋には、下記にて説明する和泉式部の人物案内等があったり、句が掘られた石碑がある等観光地としての要素を備えていますが、広場の周りは木々が生い茂っており、ある程度の景色は楽しめますが、絶景を楽しんだりは出来なかったのは少し残念でした。
撮影機器 KYV42 2019年7月
写真は、広場入り口側にある石碑です。実行委員会により計画され整備されているようです。
この遊歩道は、三ルートあり、いずれも記写真の石碑の場所へ合流するようですが、今回通ったルートは平安の小道という一番最短のルートだったようです。どうりであっと言う間に到着したわけですね(^_^)/次回は違うルートも通ってみようと思います。
撮影機器 KYV42 2019年7月 引用元:入り口案内板
入り口に案内板がありますので、お好きな道でこの「小和清水ゆめ歩道」も一緒に楽しんで下さいね!
3、花も観賞出来ます
この小和清水の敷地内には色々な花が咲くようです。
珍しい花も咲くので時期に合わせてまた来たいと思いました。
●ミズバショウ
撮影機器 KYV42 2019年7月
当然ながら今は7月、咲いていませんが、どうやらここにミズバショウが咲くようです。近くに水があるので湿地帯のようになっているのである意味納得です。春にまた訪れたいです。
●藤棚
撮影機器 KYV42 2019年7月
こちらは、遊歩道入り口付近のふじ棚だと思われるのものです。構造と蔦を見てみるとこれは藤棚のようです。時期が違うので咲いていませんが、一度確認の為に訪れてみたいです。
●ヤマユリ
頂上付近の石碑の写真にも写っているのですが、数は少ないですが遊歩道の道中にヤマユリが点在していました。夏でも花が楽しめるので、遊歩道に夏行くのもありだと思います。
●その他
残りは未確認ですが、遊歩道の案内板を見ると右のルートに桜のような絵が描かれています。もしかすると桜も綺麗なのかもしれませんね(^_^)/是非見てみたいと思いました。
4、和泉式部とは
和泉式部は、生まれつき賢く、女流歌人として活躍した人物で、昔この地方を納めた豪族、真垣荘司安田兵衛固康の子供の一人であるそうです。 ※引用元:小和清水案内板等
2019年7月 頂上の東屋に掲示されている人物像
ゆめ歩道の頂上にある東屋の屋根の内側には、掲示物が複数あり、和泉式部の人なりや人物像等が年表等も添えられ分かりやすく紹介されているので、散歩がてらゆめ歩道も攻略してみて下さいね!
5、所在地と駐車場
阿武隈自動車道玉川I.C.より約15分程の場所にあります。
玉川方面からは、国道118号線より野木沢駅方面のY字路を野木沢駅方面へ曲がり、その後「母畑白河線へ曲がり3km程行くと高さ3m程ある大きな案内板が見えます。とても立派なので直ぐ分ると思います。
撮影機器 KYV42 2019年7月
石川町方面からも国道118号線より野木沢駅方面へ向かい、「母畑白河線」へ曲がりあとは同じです。
駐車場については、歓迎の看板より西へ50m程の距離に10台以上駐車出来る砂利のスペースがありますので安心です。
撮影日 2019年7月
そして気になるトイレなのですが…ザ・仮設です。気になる方は事前に済ませてから来ましょう!
撮影日 2019年7月
外から見えないように仕切りがあるのと、男女別になっているのはとてもありがたいとはいえ仮設には変わり無いので事前に済ませる事をオススメします。
6、まとめと感想
オススメ度 | ★★★★ | 水汲みだけでも |
整備度 | ★★★ | 問題無い |
穴場度 | ★★★★ | ゆめ歩道は穴場 |
小和清水は、水汲み場として親しまれている様ですが、それだけにとどまらず、珍しいミズバショウが咲いていたり(案内があるので)、藤棚があったり、和泉式部と言う歌人の縁の地として観光地されており遊歩道も整備され人物案内もされるなど、水汲みだけでは勿体ないスポットだと思いました。
しかし、ほとんどの方は水汲みがメインなので、遊歩道である「ゆめ歩道」側にはあまり人が行かず、穴場スポットとなっており、ゆっくり楽しむ事が出来ると思います。個人差はあれど、頂上まで10分程度で到達可能なので手軽感もあります。
小和清水や、ゆめ歩道の一部には、風化や劣化したりして、気になる箇所はあるものの、頂上のベンチも一部新しいものが置かれている等、現在でもある程度は整備されている様子があるので安心感もありました。
水を汲んで、遊歩道を歩き、和泉式部について少しだけ学ぶことも出来たので、思っていたより楽しめる穴場スポットだと思います。