藤田城跡をアジサイ城と名付けたい!【石川町穴場スポット】

福島県の石川町の国道118号線沿いに藤田城跡というスポットがあり、以前より気になっていたのですが今回やっと訪問する事が出来ました。穴場スポット故に不憫な点はありましたが、アジサイがとても綺麗で、是非7月に訪問して頂きたいスポットと感じました。また、本丸には桜も咲くようで春もオススメです。

Contents
  • 2019年7月訪問

1、複数ある入り口

この藤田城跡、国道118号線側にも小さい看板がある為存在を知っている方も居るかと思います。この藤田城跡は入り口が複数あり(私は3か所確認確認出来ました。)ルートによって行きやすさ等が違うように感じました。

今回はそのうち案内板もある比較的分かりやすい「こまよせば」より行くことにしました。北側の農道に以下のような看板がありますので分かりやすいです。

撮影機器 KYV42 2019年7月

2、道中はアジサイだらけ!

こまよせば入り口の邪魔にならない場所へ駐車し、早速藤田城跡へ向かいます。

撮影機器 KYV42 2019年7月

入り口にアジサイが咲いています。今は7月下旬、まだ綺麗にみる事が出来ました。

少し登山になるような予感じがしながらもっと先へ進みます。

撮影機器 KYV42 2019年7月

車の通った跡がありますが、正直このルートは車での侵入は厳しいと感じました。頑張っても軽トラック、又は軽自動車のSUVなどでやっと通れるような道なので「こまよせば」からは徒歩で行くのが安全です。

撮影機器 KYV42 2019年7月

そしてすぐ分かれ道に差し掛かったので右へ曲がると搦手口(からめてぐち)跡がありました。これは、有事の際の逃げ口であったそうです。ですが、石が一つ鎮座していたのみで、何の痕跡もありませんでした。

そして更に奥へ進むと順路という看板を見つけました。分かれ道になっており、道も複数あるので、素直に従う事にしました。

撮影機器 KYV42 2019年7月

しかし、アジサイが満開で順路の案内板がとても見辛かったです。

撮影機器 KYV42 2019年7月

道の両側にアジサイが咲いているのですが、この近辺に咲いているだけでは無く、かなりの面積に渡って咲いているので、正直アジサイの景勝地です!といっても問題無いレベルのアジサイの量でした。是非7月に訪れて欲しいと思いました。

撮影機器 KYV42 2019年7月

さて、次のチェックポイントは井戸跡のようです。ここに井戸があったのですね。ですが、アジサイやその他の草木に隠れて見えないのかもしれませんが、堀の後や、石が置いてある訳でもないので、ここに井戸があったんだ~と思いをはせる事しかできませんでした。

撮影機器 KYV42 2019年7月

そして虎口です。ようやくお城の入り口に到達しました!とはいえまだ10分程度しか歩いていないのですけどね。

もちろんここにも何もありませんが、井戸や門、恐らく本丸があるである山の頂上を見るとなんとなくお城の見取り図の様な物も浮かんできます。それらを思い浮かべながら更に先へ進みます。

撮影機器 KYV42 2019年7月

ようやく本丸へと続く階段に差し掛かりました。(勝手な予想ですが)

この辺りまで来るとアジサイの数も大分減っていつもの山の風景となってきました。

3、本丸跡には櫓が

階段を上ると山の頂上=本丸へ到達しました。こじんまりとした広場になっており、桜の木も植えられていて春にはベンチでお花見の楽しめそうな場所です。

撮影機器 KYV42 2019年7月

お弁当を持参して手前のテーブルで昼食をとるのも気持ち良さそうな場所です。桜の木が日差し除けにもなるので休憩だけにももってこいです。

そして本丸跡の見晴の良い崖側に櫓が組んでありました。

撮影機器 KYV42 2019年7月

高さは5m程あると思いますが、人の登れる床の高さは3m程度です。

写真の通り登れるのですが、階段は直角に上る梯子タイプなので、腕力に自身の無い方等は下から眺めるだけにした方が良いと感じました。 なかなか登り辛かったので。

撮影機器 KYV42 2019年7月

櫓の上からの景色なのですが、眼下には国道118号線、あとは山と水田です。絶景という訳ではありませんが、下界に比べると涼しく、ゆっくりと自然を楽しむ事が出来ました。

しかし、櫓の上に椅子は無いので、長時間眺めると足が疲れてきてしまうので、足腰が万全な内に櫓を降りるようにしましょうね(^_^)/

撮影機器 KYV42 2019年7月

崖の下側からの写真ですが、やはりお城跡と言うだけはあり、本丸へは行きづらい立地となっていました。

4、所在地と駐車場

藤田城跡は、東北道須賀川I.C.より約30分、国道118号線石川町のミニストップの裏手の山に位置しています。

→藤田城跡の地図はこちら

しかし、入り口が3つ程ありどれも駐車場と呼べるものは無いので、入り口付近の広場へ止めるという必要性が出てきます。

唯一駐車場の様な物がある東側入り口も山道を入らなければならない為、車高の低い車は避けた方が良いと思います。

以下、入り口の地図です。

駐車場のような物がある東側入り口の地図はこちら

国道118号線が入り口はこちら(大手口)

国道118号線を北から南へ進み、コンビニを通過後すぐ左手に見える、逆からくると案内板が見えないので北側からくると良いと思います。

こまよせば入り口(北側入り口)

駐車場は無いが、農繁期以外なら農業用の道を進み、入り口付近に1台なら駐車可能、進みすぎると落下の危険性があるので、奥まで入らず手前に駐車するか、事前に目視にて確認した方がよいです。

また、当スポットには、仮設を含めてトイレは一切ないので事前に済ませておくことをオススメします。

5、藤田城とは?

藤田城とは、前九年の役(1051年~1062年)に朝廷より源義将軍に安倍氏征伐の命を受け下向し、従軍してきた源頼遠が戦士、その子有光は欧州の仙道の地を与えられ、中の丸山に築城、藤田の名を名乗って藤田城とされたと言われている。

引用:藤田城跡案内板より。

ようは、有光が築いたお城ということのようです。あまり詳しくないので、興味のある方は是非本丸へ行ってみて下さい!

6、まとめと感想

オススメ度 ★★★★ 7月は特にオススメ
整備度 ★★★ 駐車場以外は良
穴場度 ★★★★★ ゆっくり観光

史跡として観光に行くというよりは、片道は約10分程度で、「軽い登山」と言った感覚の方が強かったスポットだと感じました。虎口跡や井戸跡等案内板はあるものの、実際に何かがある訳では無く、少し物足りなさを感じてしまいました。

しかし、7月はアジサイがとても綺麗なのと、頂上は綺麗に整備されており、櫓にも登る事が出来る上に、お城や柵についての細かい説明がなされているので歴史好きだけでは無く、普通の方も十分楽しめるスポットだと思いました。

さらに、春は桜も綺麗に咲き、桜のしたにあるベンチでお弁当等持参で楽しみたいな~と思えるスポットでした。

思ったより楽しめるオススメノスポットですが、やはり駐車する場所に気を使うので、せめて整備して欲しいと思ったのと、道が一本では無いので、迷わない様に気を付けないといけないと言った点だけは気を付けるポイントだと思います。あとお手洗いは事前に済ませましょうね(^_^)/

 

投稿者: tedukurihealthtaro

福島県を中心に風景写真を撮るのが趣味。 コンテストにて金賞受賞も経験し、自分の写真で震災後の福島県を紹介しようと思いサイトを立ち上げる。 最近では、観光イベントに参加したりなど純粋に楽しんでいる。 他、ドラム演奏やカラオケ等が趣味である。

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