福島県の中通り地方の県中に位置する鏡石町にて、恒例行事となっている田んぼアートは、図書館の上から眺められるので、涼しい所からゆっくり鑑賞出来るので涼を求めて観光してきました。
- 2019年以前数回訪問
- 2019年7月訪問
- 2021年7月通過にて開催中を確認
- 2022年7月 開催中
1、まずは図書館へ入館
田んぼアートの案内板を頼りに車を走らせると、アートらしきものが描かれた田んぼを発見!
しかし、付近に展望台は無く、目の前に鏡石町立図書館がありました。
撮影機器 KYV42 2019年7月
ふと展望台を見上げてみる、図書館の展望フロアからこちらを見下ろす人の姿を発見!どうやら図書館の展望フロアより田んぼアートを見下ろすようです。
図書館へ入館し、受付の人へ声を掛けると、「エレベーターで3階へどうぞ~」と言われたのでそのまま展望フロアへ向かう事にしました。
以前訪れた際は、はどの市町村から来たか、等の調査を行っていたのですが今回はそのまま何もなく3階へ行くことが出来ました。
2、鏡石田んぼアート
エレベーターを降りるとそこには歴代の田んぼアートの写真が飾ってありました。
撮影機器 KYV42 2019年7月
こうしてみると、最初の方は少し簡素だったのが分かります。
最近では人物が描かれる等、クオリティアップに努めている様だと感じました。
因みに、訪問日はとても暑い日だったのですが、図書館の中なので空調も効いていてとても快適に田んぼアートを観賞する事が出来るのは嬉しいですね(^_^)/
撮影機器 KYV42 2019年7月
早速田んぼアートの見える報告へ移動します。
撮影機器 KYV42 2019年7月
今年は70aのアート面積を使用し、眠れる森の美女のタイトルシーンとの事で、湖川友謙氏(宇宙戦艦ヤマト等を手掛けたアニメーター)より提供いただいた物より測量、田植えを行ったそうです。※展望台内ポスターより
力の入りようが違います。迫力もありますし、来てみて良かったです。なかなか大きいのでこの位の高さの展望台はやはり必要だと思いました。
3区画分位を使用して一つの絵を描いているので、細かい部分の描写が難しいと思うのですがしっかり描かれています(植えられています)。
でも、どうして図書館から眺めるようにしたのかと思っていたのですが、どうやらコンセプトに「窓から眺める絵本、もう一つの図書館」といった意味が込められているからだと知りました。※鏡石田んぼアート案内ポスターより抜粋
まぁ、近くに展望台が無いので後付けかもしれませんが、なかなか良く考えられているなと感心しました。
そして、最後に田んぼの目の前まで行ってみると、田んぼアートに使用される観賞米の看板が立っていました。
今回使用された品種を説明してくれていました。
普段は食用の稲しか見ないので、こうやって近くで色のついた稲を見ると新鮮見があって楽しかったです。
撮影機器 KYV42 2019年7月
写真右にある立て看板に使用している品種が細かく書かれています。
2022年は鶴の恩返しがテーマです!
3、鏡石紹介ムービー
展望フロアの南側には37型位の大きさのテレビが設置され、何か上映されているようです。
撮影機器 KYV42 2019年7月
先客がいらっしゃったので立ち見で観賞していたのですが、探偵?刑事?が鏡石を調査し、最後は岩瀬牧場の中で、ダンスをする、といった内容の短いドラマのような無いようでした。
岩瀬牧場のキャラクター、牧場のアーサーも一緒に出演していて、鏡石町を紹介する内容ではあるのですが、実はこの映像、cmコンテストの様な物で入賞している物らしく、前面に押されて放映されていました。
感想としては、演技の上手い刑事役と、出演している市役所員の方などとの演技力のギャップがとても激しく、時々笑える程でした。棒読みが酷かったです(^_^)/
内容についても無理やり感が酷く、少し恥ずかしくなる程ではありましたが、鏡石のアピールとしては良く出来ており、温かい目で見る事が出来れば楽しめる内容だと思います。
時間のある方がついでに観賞していってみては如何でしょうか?意外と楽しめると思います。
撮影機器 KYV42 2019年7月
また、展望内では鏡石町内のイベント等の紹介もパネルに写真添付でされているので、遠方からお越しの際は鏡石がどんな町か少し観賞していってみて下さいね!
4、所在地と駐車場
東北自動車道鏡石PAのETCより車で約10分の距離にあり、鏡石駅を線路を跨いで東側に位置しています。
国道4号線から食堂のある交差点を東へ曲がり、線路を越え二つ目の交差点を右に曲がり突き当りを右に進むと駐車場である鏡石図書館へ辿りつきます。
4号線側から来た場合、線路を渡ってすぐの交差点は右折禁止なので注意して下さいね!
5、まとめと感想
オススメ度 | ★★★ | 思ったより楽しめる |
整備度 | ★★★★★ | 町立図書館なので |
アートの綺麗さ | ★★★ | 多色で綺麗 |
田んぼアート歴が数年とベテランの域になってきた鏡石田んぼアートは、図書館内の展望フロアより眺めるので、(というより、下から見ると良く分からない)空調も効いていてとても快適でした。
田んぼアートのデザインも毎年大きく変わっていて、更に毎年進化しているので、今年はどんな絵かな?と思える為か、例年訪れている方も多いと思います。
使っている品種の紹介や、鏡石の紹介ムービー等田んぼアートを見てすぐ帰らせない為の工夫も見られ来場者はそれ程多く無いながらもしっかりしたスポットだと思います。
少し残念なのが、図書館の内部という事で、図書館の営業時間外は入場できない点です。その場合は屋外からみる事になり、絵がよく判別出来ない、と言った事になりかねないので、事前に確認することをオススメします。