昭和村の喰丸小が閉校後、観光施設として一般開放され校内を見学することが出来ました!とても懐かしいレトロな雰囲気と、当時を知ることのできる貴重な観光スポットです。
- 2018年訪問
- 2019年9月訪問 撮影
1、校庭の大イチョウ
喰丸小は名前の通り元小学校なので校庭があります。大きな校庭ではありませんがその一画に結構大きなイチョウがあります。
撮影機器 KYV42 2019年9月
校庭の真ん中にドンとあるので、秋はイチョウの葉が校庭に落ちて広がり綺麗な光景が見られるそうです。
撮影機器 KYV42 2019年9月
今回は9月なので紅葉には少し早くまだ青々としていましたが、樹齢100年の大イチョウは小さな島にポツンと存在するように立っています。
高さは目測で10m以上はあると思います。形が整っているので大きさよりも綺麗な形を楽しめる良いイチョウでした。
是非秋の大イチョウを見てみたいですね!
2、喰丸小の外観
喰丸小は廃校後、観光施設として再整備されましたが、当時の様子を残すため昔ながらの木造の校舎が保存されています。
撮影機器 KYV42 2019年9月
2階建ての色あせた校舎がジブリの作品等にも出てくる校舎の様でもあります。
撮影機器 KYV42 2019年9月
壁はニスが剥げている感じだったり、一枚板ではなく複数枚を重ね合わせ津ある構造も今では見ることが出来なかったりとかなり年代を感じさせてくれますが、扉の部分は真新しく改修した事がすぐ分かってしまう感じは残念ですが、建物として安全に使用するには仕方ないのかなとも思いました。
撮影機器 KYV42 2019年9月
校舎に近寄って真下から見上げると校舎というより、田舎にある民家といった感じもしました。
昔はこういう作りが一般的だったのですかね。とても貴重な建造物だと思います。
3、喰丸小の内部を見学!
そんな喰丸小、実は中を無料で見学することが出来ます!
実際に校舎の中を見学してみました!
撮影機器 KYV42 2019年9月
中央の入り口扉を開けるとそこは校長室、もとい受付です。村の職員の方が常駐しておりまして、案内をしてくれました。
写真左の机の上にはごこの市町村から来たかのアンケートがありまして、見てみると結構遠いところからも来られる方もいらっしゃるようで驚きました。
でも休日とはいえお昼前だったのでまだ十名程の来校だったようですが、福島県の左下の奥会津に位置しており、交通の便がそれほど良くないことを考えると十分な来客かなとも思います。
そしてここで驚くものが展示してありました。
撮影日 2019年9月
顔を編集で隠していますがこれ人形です!こわつ!!!
上半身だけの顔をリアルすぎる人形です。手袋をしているところを見ると昔の用務員のおじさんが作業している様子を表しているのかもしれませんが、これ怖くて不気味でした。
これ必要か!?
撮影機器 KYV42 2019年9月
そして左の階段へ向かい2Fへ向かおうと思います。
ペンキで中央線が塗られていますが色の禿げ方がまた古さを醸し出しています。
撮影機器 KYV42 2019年9月
2Fの廊下です。
中央に線があるのも小学校らしいですよね!
そして木造の為か歩くたびにすこしギシギシ言うのがまた良い感じです。少し壊れないかな?大丈夫かな?とも思いますが。
撮影機器 KYV42 2019年9月
そして2Fのとある教室の中です。
木製の机と椅子、そして黒板、教卓も木製。そして児童の机の上には古い本と、すべてにおいて昭和感たっぷりの雰囲気でした。
少し机に座ってみましたが、やはり今の机とは作りが違うので、形は角ばっていても柔らかい感じがしました。やはり木は生きていますね(*´▽`*)
撮影機器 KYV42 2019年9月
そしてこちらの教室は元音楽室だと思います。
ここでも懐かしいというかレトロな物が!
写真左の赤矢印のしたにあるもの、それはストーブです!
今のような電気式ではありません。灯油式だとは思いますが、鉄製でさびた感じまたレトロな感じでした。
●昭和村民具展示室
そして、2Fの一番奥の教室は昭和村の民具展示室となっていました。
展示室なので今回は写真は公開しませんが、昭和村で使われていた農具等の実物や写真が多数展示されていました。
そのほか小さな図書館のような物があったり、昭和村のゆるキャラ、からむんが隠されていたりと意外と楽しめました!
以下は校内散策の様子の動画です。(差しさわりのない部分しか撮影しておりません。)
4、隣接の飲食所
喰丸小に隣接する形で真新しい近代的な建物があります。何度か来ているのですが今回ここが食事処とカフェである「蕎麦カフェSCHOLA」であることが分かりました。
撮影機器 KYV42 2019年9月
10割蕎麦、蕎麦ガレット、本日のケーキ等、蕎麦をメインとした食事が楽しめるようです!
2019年現在では蕎麦が800円、蕎麦ガレットが700円と、ケーキが250円とそれほど高いわけではなく意外と気軽に立ち寄ることが出来ますので是非お立ち寄りください!
昭和村に飲食店は多くないので重宝しますよ!
5、所在地と駐車場及びトイレ
●所在地
昭和村の国道401号線沿いに位置しています。東北自動車道白河I.C.から100分程かかり会津方面からでも道の悪い峠を越えなくてはならないなど少し大変でした。
ですが、交通量は少なめなので快適にドライブ、ツーリング等にとてもオススメです!
●駐車場
撮影日 2019年9月
駐車場は比較的広く合計で30台以上は安全に駐車できます。しかし、舗装はされておらず、砂利道なので徐行で行かないと石が跳ねます。
ここまで昔のままと徹底しています!
●トイレ
撮影日 2019年9月
トイレ整備度 | ★★★★★ |
トイレは校舎一回にありますが、校舎の古さからは想像できないほど近代の物で中も綺麗です!しかもバリアフリー!
どちらも様式ですが男女分かれているのが良いですね!
しかし、男女の個室が隣り合わせというのだけが唯一の難点だと思います。
6、まとめと感想
オススメ度 | ★★★ | 若い人は個人差かな |
穴場度 | ★★★★ | 普段は穴場 |
レトロ感 | ★★★★ | 良い味だしてる |
昭和村と言う奥会津に位置していて、車でしか行けず、どこからいっても多少は山道を通らないとならないので普段はあまり行かない村です。
しかし、自然豊かで当時の小学校を観光用に保存、補修し一般開放してくれているのはとてもありがたく、校舎の中も少し変わったものから楽器、黒板、机、民族道具の展示等、盛りだくさんで楽しめました。
昔の日本を知る事のできる貴重な観光地ではありますが、まったく興味のない人にとっては退屈かもしれません。
立地のせいもあってか普段はあまり観光客も多くはないのですが、逆にゆっくり鑑賞出来るのでのんびりできて良いですよ!
ツーリングやドライブに如何でしょうか?紅葉の時期のイチョウもぜひ!