有形文化財の切石観世音はどれほどのスポットか調査してきた【鮫川村穴場スポット】

福島県中通り県南地方の鮫川村の山中に鮫川村指定有形文化財の切石観世音(きりいしかんぜおん)と呼ばれるスポットがあったので見学へ行ってきました。穴場の匂いがしますので、恐らく奥まで行く人は稀だと思いますが紹介します。

Contents
  • 2019年6月訪問

1,入り口と目的地まで


浅川町から鮫川村へ車を走らせていると、切石観世音とかかれた案内版を発見しました。有形文化財とあるので、観音様のような仏像の類があるのかと思ったので、車をUターンさせ、現地へ行ってみる事にしました。

まるで林道や山道へ進む気配のする入り口。嫌な予感がするので、車を邪魔にならない路側帯に止め歩いて向かう事にしました。切石観世音までは300mと書いてあるので、徒歩でも十分いけそうだと思ったので。

嫌な予感は的中です。軽トラックご用達の山道です。

コンパクトカーまでの大きさなら問題は無いと思いますが、草が沢山生えているので傷つけたくない人は徒歩が正解だと思いました。

道路は基本舗装されていて、崩れたりもしていなかったですし、蜂に出会う事も無かったので普通の服装でも大丈夫かと思います。

また、この日は気温も30度と高く日差しが強かったのですが、木々の下を歩くので快適でした。

中盤の登り坂を除いては… 良い運動です。

2、切石観世音とは?


そして10分程歩くと駐車場の様な場所に到着。距離は案内通り300m程度であったと感じます。一応車で目の前まで来ることは可能なようです。

撮影機器 EOS7D 2019年6月

駐車場よりお堂がすぐ確認する事が出来ました。あそこに切石観世音があるのだと思います!

そして合わせて案内板を発見!

なになに?…どうやら観音様では無く、13世紀~15世紀に使われた居碑(いたび)という供養塔らしいです。石川町付近で栄えていた文化が近くの鮫川村でも栄えたらしい。

この碑の擦り粉を飲むと祈願の効果があるとされ、削り傷が残っているらしい。

案内文に書いてあるのですが、この削り傷があるのか興味が湧いてきました。

撮影機器 EOS7D 2019年6月

お堂へ続く階段です。幅が狭く、角度もきつい為少し登るのに苦労する人も居るだろうと感じました。そんな方には、回り込むと階段を使わず上るルートも存在するのでそちらから上ると良いと思います。

撮影機器 EOS7D 2019年6月

大分古いお堂が姿を現しました。一見どこにでもあるお堂ですが、正面の上の部分が立派かなと感じます。

撮影機器 EOS7D 2019年6月

大分色あせてはいますが、立派な彫刻でした。もとは色鮮やかに塗られていたのかなと思います。

では戻るとしますか・・・

切石観世音は?いや、見れませんでした(‘_’)恐らく中にあるのでしょうが…文化財なので仕方ないです。

案内板の写真を見て終わりとなりました。

※切石観世音案内看板より撮影

3、所在地


県道71号線、勿来浅川線の途中にあります。

入り口の地図はこちら

※71号線、浅川町方面より撮影した入り口。

国道118号線コメリのある交差点を曲がり、車で10分程の距離の右側にあります。

鮫川方面からは国道349号線より71号線へ曲がり車で15分程だったと思います。

駐車スペースは、入り口の西側20m程の距離にありますが、民家の方への迷惑にならない用に駐車して下さいね!

お堂の目の前まで車で行け、駐車場もありますが、あまり整備されていなく、草が生えて少し荒れていますのでオススメは出来ません。

4、まとめと感想


  • オススメ度    ★★ 何かのついでに
  • 穴場度   ★★★★★誰も居ない
  • 整備度   ★★ 少し荒れている

トイレ× 駐車場△ 無料○  

所要時間約20~30分(徒歩の場合)

農道の横に小さい案内板があり、気付く人はいると思うが、なかなか見に行ってみようと思う人が居ないだろうな~と言うようなスポット。それもあってか整備されているとは言えず、少し苦労するかもしれないと感じた。

駐車場もあるが、そこまでたどり着くのも一苦労と言った感じなので、歩いた方が身の為であると思う。

文化財なので、直接観賞が出来ないのは仕方ないが、少し物足りないスポットであったと感じたが、お堂の上にある彫り物はなかなか素晴らしいと思うので、塗りなおしてくれれば見どころも増えるのにと感じざるを得ない。

ここに安置されるまでの歴史が案内されているので、歴史が好きであれば、一度来てみるのも良いスポットではある。そうでない人は、何かのついでに寄ってみるのも良いと思う程度である。

 

トップページに戻る

中通り県南地方まとめへ戻る