二本松市のとある道路わきに名水、海谷清水(海谷の清水、かいやのしみず)という湧き水があります。綺麗に整備されて良い水なのですが、それほど混雑しないのでゆっくり汲みたい方にうってつけの湧き水です。
- 2020年1月訪問 SHV40にて撮影
1、綺麗な東屋が目印!
この名水、海谷清水。国道を走っていて誰でも視界に入ってくるほど分かりやすいです。
というのも、道路脇に綺麗な東屋があるので、なんでこんなところに休憩所が?
と思っている間に通り過ぎてしまい、気づくとまぁ良いか、という感じになります。
つまり、何かあるのは分かるけどある程度速度が出ている状態というのと、T字路の角にある為、ほとんどの方は気になってもわざわざ駐車してまで何がるかを確認しに行く感じにはならない立地条件となっています。
でも、実はここ名水なんですよ!清水なんです!
この規模の清水では珍しく、海谷清水と彫られた石碑がありました。
でも、側道側からは文字が横を向いているし、正面は東屋があるので存在にすら気づかない残念な設置場所となっています。
もっとここは清水だよ!ってアピールするように設置すればよいのに勿体ない( `ー´)ノ
でも東屋は後から建てた可能性もあるので一概には言えないのですけどね・・・
2、どんな水?
では、折角訪れたのですから水を汲んでみましょう!
東屋の裏に回ると、岩で作られた汲み場があります。
え?東屋の中で汲めないの?と思ったそこのあなた!
汲めません(‘_’)東屋はあくまでも休憩所です。
でも、岩で丸く形作られた汲み場所は風情があってとても良い感じです。
そして近くには清水の水質検査表が掲示されていました。
それによると、大腸菌やその他の菌は検出されず、無色無臭で味がしない等、十数項目の試験成績が掲示されていました。
これはとても安心して水が汲めます!でも、試験実施が平成16年と古かったので現在がどうなのかは正直分からないところではあります。まぁ、清水はどこでもそうなので、安全のためには煮沸するのが良いと思います。
今年は雪が少ないせいなのか、もともとなのかは分かりませんが水量はそれほど多くなく、パイプからちょろちょろと控えめに水が流れています。
水を汲むための道具類は置いてないのでポリ容器等に多量汲む場合は自分で道具を持参したほうが良いと思います。
しかし、水の量がそれほど多くないのと、優しく流れているのでペットボトル等に汲むのに適していると思います。というより、水と岩の隙間が狭いので、ペットボトルじゃないと汲みづらいし時間が掛かるかもしれません。
さて、汲んだ水はというと、不純物も少なく、冷たく、綺麗な水でした。
人は少ないので、というか私しかいないのでゆっくり汲むことが出来ました!
私はピロリ菌が怖いので煮沸して飲むことにしますね!
3、所在地と駐車場及びトイレ
●所在地
国道349号線と459号線の交わる場所付近、道の駅「さくらの郷」のちょうど向かい側あたりに位置しています。
東北自動車道二本松I.C.から車で東に約30分、磐越自動車道船引三春I.C.より車で北に30分程度です。
目印は綺麗な東屋です!
●駐車場
専用の駐車場は整備されていません。
しかし、目の前にあるスペースに上手く止めれば車なら2台、バイクなら5台程度なら駐車可能です。
ツーリング時の大ぜいのバイク、または混雑時で止めれない場合は向かい側にある道の駅さくらの郷へ駐車して歩いてくると良いです。
徒歩でも1分程なので。
●トイレ
トイレはありません。水が出ているので手は洗えますが・・・
折角の名水である清水なので汚したくはありません。こちらも向かい側の道の駅を利用させていただきましょう!
4、まとめと感想
オススメ度 | ★★★ | 名水です! |
穴場度 | ★★★★ | 少ない |
汲みやすさ | ★★★ | 水量が少ない |
市街地から遠く比較的山の方に位置しているとはいえ、道は良く交通の便は車やバイクであれば問題ありません。
周辺はとても整備されていて綺麗で汲みやすい名水です!しかし、立地条件が悪いのか清水を汲んでいる人は少ないと思います。
水質は試験票も掲示されているので安心のおいしい水なのですが、水量が少ないため多量に汲みたい方は少々忍耐強さが必要であると思います。道具類も設置されていないのでペットボトル等を持参したほうが良いです。
また、目の前に駐車出来なかった場合は道の駅から道路を渡る必要があるので気を付けてください!
折角の良い清水も細かい不憫な点等が重なっているために懸念しているのかもしれませんが、水を汲みに清水を回っている方、ぜひ一度お越しくださいませ!