福島県の県中に位置する鏡石町に、仁井田双式磨崖像という観光地があります。崖に掘られた仏像があるのですが地元の人でもあまり訪れないスポットの様なので敢えて突入してきました。
- 2019年7月訪問
1、訪問するための道が無い!?
県道に設置してあった看板を頼りに農道へ侵入した私達ですが、(今回は二人での来訪です)一度目は見つける事が出来ず、川沿いの道をどんどん進み、気付けば農道は終わり、大きな県道へ出てしまいました。どう考えて通り過ぎてる(-_-)
と言うのも、侵入後はこれといって案内板も無かったので、気付けなかったのです。
再度同じ道より農道へ侵入した私たちは、直ぐに水田の向こう側に小さな看板があるのを見つけました。ええ、もう本当にすぐでしたとも!侵入して数秒のレベル(‘_’)
でもこれが入り口に違いない!
撮影機器 KYV42 2019年7月
写真の矢印の先に小さな白い看板がありますが、木々が生い茂っているし、水田の稲も元気で見辛いし、見落とすって・・・
撮影機器 KYV42 2019年7月
先ほどの位置から10m程移動し、看板を正面に補足!!
でも観光地なのに双式磨崖像へ行くための道が無い…
ここの水田の持ち主さん、ごめんなさい…私は行かねばならないのです!いざ、強行突破です!
2、歴史を感じる仏像
と言う訳で、仏像へ近づく私達。
撮影機器 KYV42 2019年7月
水田の土手は草木が生えているので、半ズボンやスカートでは来ない方が良いと思います。あとサンダルもやめましょうね~
まぁ、正面に見える竹藪の様な門構えにそちらの方が歩きづらそうなので服装は考える事必須です!
でも、既に嫌な予感しかしないのですが…
そして歩くこと3分!(笑)
撮影機器 KYV42 2019年7月
到着!!!うす暗っ!!でも案内板もあるので間違いないようです。かなり汚れていて字が読み取り辛いのですが…
恐らく訪れる人はあまりいないのか清掃もされていないんでしょうね。
では、仁井田双式磨崖像のお披露目です!!
撮影日 2019年7月
え?画像データが破損してるって?
してないです。察して下さい(-_-)※画像を加工しました。
磨崖像と思われる物が二つあるのですが、屋根の付いている左側が双式磨崖像です。
撮影機器 KYV42 2019年7月
今回一眼レフでは無く、携帯での撮影であり、近くまで行くことが躊躇われた為、拡大しました。画像が荒くなってしまいました事をお許し下さい。
確かに二つの像が掘られていました。
像自体の大きさは数十センチといったところで、小さく風化によって像の顔や、どういった形なのかも拝むことが出来ない状態でした。
下の二本が脚である事だけは想像が付きました。
以下磨崖像のまとめです。
正式名称を仁井田双式来迎三尊図像磨崖仏と言い、昭和47年11月19日に鏡石の文化財に指定されています。来迎三尊供養塔が2体浮掘されて居ることから名づけられました。死者の霊を浄土へ送る役割を持ち全国唯一の物で貴重な文化財である。
※案内板より
全国唯一ぅぅ~~!?そりゃ貴重ですよね!鏡石の文化財では無く、県や国の文化財にしても良いのではないかと思います。
でも、貴重な文化財とはいえ、周りは小規模な墓地な上に、草木も生い茂っていたり、竹が倒れて居たり等危険なので夕方以降は、行かない方が良いと思いました。暗くなると不気味ですしね・・・
明るい内に行く際も、いつもより気を付けて観光するよにして下さいね(^_^)/
3、所在地と駐車場
所在地ですが、東北道鏡石P.A.のスマートI.C.より車で3分~5分の距離に位置しています。
P.A.下り線の専用道路から道289号線(下松本鏡石圑線)を左(西)へ向かい、30m程度先にある橋の手前の農道へ右折します。
撮影日 2019年7月
赤矢印が入り口です。看板から入り口の距離がとても短いのでゆっくり向かわないとすぐ通り過ぎてしまいます。
撮影日 2019年7月 農道入り口
橋まで行ってしまったら、直ぐ先にコンビニがあるのでUターン出来ます。トイレが無いので、ついでに寄ると良いかもしれません(^_^)/
駐車場と言う物はありません!農道へ曲がって10m程度の左側の空き地へ止めるか等すれば1台程度なら駐車は出来ますので、自己責任で駐車お願いします。
因みに近くのコンビニからは徒歩10分程度の距離です。
4、まとめと感想
オススメ度 | ★ | 私はダメかな |
整備度 | ★ | 放置です |
穴場度 | ★★★★★ | 独り占めです |
全国で唯一であるとても貴重な双式の仏像。供養塔が二つ同じ穴に掘られているらしいが、風化してあまり確認する事は出来ませんでした。
そして小さい墓地の中にある事と、竹藪の脇、夏は蚊に刺される!等の理由から正直あまりオススメはしないスポットではあります。正直少しだけゾッとしましたしね(-_-)/
駐車場や道が整備されていない事を見てもあまり観光地化する感じではないので文句なしの穴場スポットであると思います!
でも、とても貴重な物なのでひっそりと時を過ごすのがこの仁井田双式磨崖像には合っていると私は思います。
仏閣等に興味のある方は是非!そして、なんか不気味と思った方は行くのを止めましょう!