昭和羅漢(五百羅漢)が不気味すぎる!【小野町穴場観光、珍スポット】

福島県小野町にある県立公園の東堂山にある五百羅漢、通称昭和羅漢を見てきました!とてもユニークな羅漢像が沢山あり楽しい反面、少し不気味なとても変わった観光スポットです!

Contents
  • 2016年9月訪問
  • 2018年6月訪問 増えてる!
  • 2020年1月訪問 取材日

1、ふくしま緑の百景、東堂山のスギ


東堂山へ到着し、早速参道を登り昭和羅漢を見に行こうと思い参道入り口へ差し掛かった時、目の前にとても高い杉があります。

撮影機器 KYV42 2020年1月

ここは一応山なので、杉は珍しくは無いのですが、福島県には沢山の素晴らしい杉があります。

幹も太く、真っ過ぎ一本だけ空へ向かってそびえ立っています!

高さは正確には分かりませんが、首を真上に向けないと見れないこの高さ!そして、かなり離れないと全景をカメラにおさめられない程大きいです!20mは超えてるかな?

もしかしたらこの杉も有名な杉なのでは?

と思ったらありました!

撮影機器 KYV42 2020年1月

ふくしま緑の百景の石碑!(ふくしまの緑が綺麗な場所や物が指定されています。)

やっぱり、東堂山のスギ、として名勝となっておりました。

こんなに立派なので当然ですよね!

でも、私はスギ花粉症なので、花粉の季節はすこし避けたい場所ではありますが。

撮影機器 KYV42 2020年1月

本当に立派な杉ですね~

先は長いので杉はこの位にして参道へと入って行きます。

2、参道を登りお堂を観賞!


東堂山のスギに出迎えて貰い気分は上々!

そのままの気分で参道へと入ります。

ここから見どころが続きます!

●参道(史跡名勝天然記念物、杉並木

撮影機器 KYV42 2020年1月

参道は石の階段で出来ており、昭和羅漢のある広場まで100段程度だったと思います。5分~10分と比較的短い時間で到達出来ますので、意外と気軽に訪れる観光地だと思います!

撮影機器 KYV42 2020年1月

入り口は擦れ違いがやっとの幅ですが、後半は幅が広く、4人位横に並べる広さです!

階段も補修されており、歩幅も合うので登りやすく、綺麗でした!

でも、階段がひし形上に配置されているので、斜めに登る箇所がある為(上記写真参照)、余計な体力を奪われる階段でもありました。

因みに、この杉並木参道は史跡名勝天然記念物に指定されているそうです。

●仁王門

撮影機器 KYV42 2020年1月

参道を入り。階段を3分の1程登ったところにある仁王門です!

歴史を感じさせる建物ですが、とても立派です。

門の内側に入り、両側を見ると仁王像がいるので、苦手な方は左右の部屋を覗かず、そのまま正面を向いて通過して下さいね!

●鐘楼

撮影機器 KYV42 2020年1月

階段を半分も登ると右手の岩の上に見えてくるお堂があります。

これが鐘楼です!

これも結構立派で、岩の上に建てられている為か存在感が一番あるように思います。

撮影機器 KYV42 2020年1月

名前の通り、鐘があり保存状態もかなり良いです!

でも、小野町指定重要文化財となって居る為、中に入る事が出来ませんでした。

東堂山鐘楼

1861年に建立され、木造建築の名流「蜘蛛流」の近世建築の代表作。梵鐘は第二次世界大戦末期に供出されたものである。

鐘楼案内板より

建物も鐘も立派でなかなかよい観光だと思います!

●観音堂

撮影機器 KYV42 2020年1月

階段を登り切った後の広場にある観音堂です。

これといった特徴は感じられませんでしたが、仁王門以降では一番大きなお堂で、お参りする時には大きな金を鳴らす事が出来ます。

少し鈍い音がするのですが、是非参拝して下さいね!

そして、中が筒抜けなので建物の中をある程度みる事が出来るのが特徴なので素通りは勿体ないですよ!

●その他のお堂等

○毘沙門堂

撮影機器 KYV42 2020年1月

昭和羅漢を目的としている場合、一旦逆方向に戻らないとならない為、東堂山の中でも更に参拝者が少な目です。

でもやはり建物はしっかりしたものなので、少し勿体無いと思いました。

○満福寺

入り口の階段の正面にあるお寺なのですが、人気が無いので恐らく住職は常駐していないと思います。とても寂しい感じがしました。

その他にも沢山観る場所はあるので、入り口の案内板を参考に楽しんで下さいね!

3、大石垣がすばらしい!


仁王門をくぐり、直ぐ右手を見るとそこには大石垣があります。

撮影機器 KYV42 2020年1月

写真に写っている坂すべてが石垣で出来ていて、とても綺麗に組まれています。

更には、草木に覆われて分かり辛いですが、石垣は森の下まで続いていて、高さは20mを越えると思います。

この上にお城でもあるのかと言うくらいの出来で、歴史好きや、お城好きな方にもとても興奮する内容であると思いました。

撮影機器 KYV42 2020年1月

でも、石垣の上にあるのは見晴台とベンチでお城はありませんでした(‘_’)

お堂は沢山ありましたけどね!

注意:この個所は落下の危険性等があるので、安全に配慮して観光して下さい!

4、五百羅漢と岩不動が不気味!


そして、今回の目玉!昭和羅漢こと五百羅漢です!

昭和羅漢は、見晴らし台にある観音堂の右裏手に位置していて、入り口から階段を登り10分程度で到着出来ます。(個人差はあります。)

でも実は、東堂山入り口(道路脇の看板)、駐車場、階段の途中等に既に点在しているので、この五百羅漢へ到着するまでに耐性をつけさせてくれます。

撮影機器 KYV42 2020年1月 参道より

こんな風にね?

でも何故かって?

それは・・・

不気味だから!!

撮影機器 KYV42 2020年1月

うわっ!!!!

山肌に沢山の羅漢像が・・・これ全部羅漢像なの?

まじかよ・・・

背筋がゾクゾクしてきました・・・

いや、鳥肌かな?

でも近寄って観てみると鳥肌は消えてなくなりました!

何故かって?

撮影機器 KYV42 2020年1月

なんかカラオケしてるし(笑)

撮影機器 KYV42 2020年1月

上向いている人に日本酒垂らしてるし(汗)

こんなに上から日本酒飲ませたらびしょびしょでしょうよ!

撮影機器 KYV42 2020年1月

今度はメガネしてるし(^_^)/

あっ、読書の最中失礼しました~

ごゆっくり。

そして、記念羅漢?なるものもありました。

撮影機器 KYV42 2020年1月

それは、六・八・九羅漢です!

これは、上を向いて歩こうをヒットさせた三人(永 六輔、中村八大、坂本 九)の数字部分を取って名づけられた物で、この付近の羅漢はみんな上を見ているのが特徴です。

みんな上を向いているので少し異様な光景でしたけどね(‘_’)

因みにこの昭和羅漢のある東堂山は、仏道三十三観音の第九番礼所であり、仁王門付近に案内があります。

撮影機器 KYV42 2020年1月

ここの羅漢は真面目なものばかりで、少し隔離されている感があったので、三十三観音巡りをしている方への配慮かと思います。

とはいえ、山全体が羅漢像で一杯なので意味ないのですがね・・・

この他には、囲碁をしている物、寝ている物、ゴルフをしている物などバラエティーに富んだ羅漢を楽しむ事が出来ました。

因みにこの羅漢像、世人の供養を受けるに足る聖者を指していて、親族の追福、社会の安泰、発展を祈願して奉納されるものなので、今も増え続けていています。

実際に奉納されたばかりと思われる綺麗な羅漢像もありました。

撮影機器 KYV42 2020年1月

いろが真っ白な真新しい羅漢像。おそらく最近奉納されたのでしょうね!いったいどこまで増えるのやら・・・

●岩不動

そして、五百羅漢の後ろにある石壁に数メートル程の磨崖仏があります。

撮影機器 KYV42 2020年1月

五百羅漢にばかり目が行ってしまい、初めて来たときはこの岩不動を見つけられず諦めてしまったというなんとも残念な私でしたが、今回は大丈夫です!

撮影機器 KYV42 2020年1月

まぁ、案内板を軽く流してみたせいかこの磨崖仏がさらに山の奥にあると勘違いしていたせいでもあるのですが・・・

五百羅漢の背後にすべてを取り仕切っているかのように鎮座しています。

なぜこんなに存在感があるのに初回訪問時はスルーしたのだろうか・・・

撮影機器 KYV42 2020年1月

目の前まで行き、見上げる事が出来ます!

まだそれ程風化していなく、表情もしっかり確認できました。

でも、数々の羅漢の間を歩いて傾斜を登らないと目の前まで行けないので少しだけ勇気が必要でしした。

5、所在地と駐車場及びトイレ


●所在地

磐越自動車道小野I.C.より北西へ車で10分程で行くことが出来ます。

モバイル機器に案内してもらう場合はこちら

東堂山入り口にはモニュメントがあるのでそれを目印にすると分かりやすいです。

撮影日 2020年1月

すでにこのモニュメントの右隣には羅漢像がいるので、そちらに気を取られると大変危険なため下記画像で観賞下さい!

撮影日 2020年1月

二体の羅漢像がお出迎え!

●駐車場

駐車場は砂利道ですが整備されています。

普通車5台~10台程、バイクも10台程は駐車できますが、ラインが引かれていない為角度によっては5台程度でいっぱいの場合もありそうでした。

撮影日 2020年1月

道中の山道は、一部狭い区画があるので注意が必要です。

●トイレ

撮影日 2020年1月

あります。

洋式が完備されている!

と思ったら、後付けのプラスチックの便座でした。

つまり、汲み取り式・・・

そして匂いが結構つらい・・・

ん?汲み取り式がわかりませんか?ぼっ○んですよ!ぼっ○ん!!

水道はあったと記憶していますが、もしなかったらすみません。

とにかく緊急時以外はオススメ出来ません。

6、まとめと感想


オススメ度 ★★★★ 苦手な人には★×1
穴場度 ★★★★ 少ない
整備度 ★★★★ 歩きやすい

いろいろな表情の羅漢像が楽しめる観光にオススメのスポットだと思います!

遊んでいたり、メガネをかけて居たり、実際の帽子を被せられていたりとユーモアに富んだ羅漢像なので、最初に感じる恐怖感といいますが、不気味さは少し楽しさに変わります。

でも、数がかなり多い為、苦手な人には上記要素でも不気味に変わりは無く、寒気を感じる程です。

でも、文化財である鐘楼等もあるので、苦手な方には観音堂より奥へは行かないようにして見晴台で待っていただく、等すれば楽しめると思います。

知名度はあるのに人は比較的少ないので穴場としてオススメな観光地です!

でもトイレは使いたくないなぁ・・・