東北のミケランジェロ!?熊野神社へ潜入捜査!【鮫川村穴場スポット】

福島県の県南地方に位置する鮫川村に東北のミケランジェロと言われる看板があり、行ってみたら熊野神社でした。そこまで特別な神社には見えないので、何がミケランジェロなのか潜入調査してきました!

Contents
  • 2019年6月訪問

1、なぜ東北のミケランジェロなのか?


さて東北のミケランジェロと言われるこの熊野神社は、どの辺がミケランジェロなのか見てみようと思います。

撮影機器 EOS7D 2019年6月

目の前に水田が広がり、自然豊かな熊野神社の入り口は水田側にあり、道路からも容易にみる事が出来ました。

石燈籠のような物が入り口に並び、参拝者を歓迎してくれていました。

撮影機器 EOS7D 2019年6月

早速数十段はあろうかと言う急な階段がお出迎え!これはなかなかの急勾配の階段で、息が上がりそうです。この先に何かがあるのだろうか?ワクワクしてきました。

撮影機器 EOS7D 2019年6月

そしてふと左に目をやると、そこには小さな直径2m程度の小さな池がありました。神社で何か飼育しているのかとも思いましたが、蜘蛛の巣が張っていたり、ブロックが崩れて池に沈んでいたりととても手入れをされている状態では無いので、ただの水溜まりという事にして先に進みます。

撮影機器 EOS7D 2019年6月

おっ!!階段手前に狛犬が鎮座しています。

んっ?もしかして?と思いググってみると…

江戸時代、南白河地方に3人の天才石工職人がいて、狛犬を作っていた。その狛犬の芸術性の高さから、白河市長はそのうちの2人(小松利平と小松寅吉)を「東北のミケランジェロだ!」と讃えたことからそう呼ばれるようになったそうです。 ※ネットにてまとめた内容です。

つまり、神社境内の狛犬を作った石工職人の事を指していて、この熊野神社にある何かを直接指す訳では無いようです。

撮影機器 EOS7D 2019年7月

神社に向かって左側にある狛犬ですが、作りがとても細かく、迫力があります。

岩の後ろの方は隙間が空いており、技術の高さが伺えます。

石を掘るだけでは無く、裏側へ貫通させ立体的に表現しているのは確かに芸術的で、白河市長の鈴木和夫さんが賞賛するのもわかる気がします。

撮影機器 EOS7D 2019年6月

こちらは右側の狛犬ですが、左側に負けず劣らずの出来です。やはり向こう側が見える立体的な作りで、脚の部分などはとても細く衝撃を加えると壊れてしまいそうです。

上は木々が生い茂っているので雨風による風化は通常よりも影響が受け辛いとはいえ、この場所に放置しているのは勿体ないと感じました。

目的はここで達成ですが、折角神社に来たのですからお参りをしようと思い階段を登ります。

撮影機器 EOS7D 2019年6月

熊野神社の社です。小さいながらもしっかりとした社を構えて居ました。

撮影機器 EOS7D 2019年6月

境内には記念樹があり2本植えられていて、既にとても大きくなっていました。

その他は特に無いようなのでお参りと行きましょう(^_^)/

因みに、階段は数十段もあり、角度もきついので、足腰に自身が無い方は止めた方が良さそうだと感じました。

撮影機器 EOS7D 2019年6月

手すりはあっても正直少し危険な階段だと思います。

撮影機器 EOS7D 2019年6月

駐車場の脇の道よりなだらかな道があるのでそちらを利用することをオススメします。

こちらなら勾配はあれど、階段はないので安全です(^_^)/

2、2本の立派な杉


素晴らしい狛犬を見て、参拝をして最後にもう一つの見どころをみて帰ろうと思います。

それは…

撮影機器 EOS7D 2019年6月

立派な2本の杉です!綺麗に真っ直ぐな杉でなのですが…

なんか斜めに生えています。

撮影機器 EOS7D 2019年6月

おそらく支えがないと倒れてしまうのでしょう。倒れないよう各一本ずつの支えがついていました。

この二本の杉、綺麗に同じ角度で傾いているのがおもしろかったです。

神社入り口の左側の休憩所の様な建物の直ぐ近くにあるので、ついでに見てみて下さいね!

3、所在地と駐車場


鮫川村の手まめ館より車で約15分程の距離に位置している当神社は、勿来浅川線(県道71号)の鮫川村立こどもセンター付近の交差点より南へ移動しすぐ右手の山の中に見えます。

熊野神社の地図はこちら

駐車場は神社のすぐ隣に5台~7台程度は止められる砂利の駐車場があります。

撮影機器 EOS7D 2019年6月

写真右の砂利を登って左手に駐車場がありますが、左に曲がる際、角度が厳しい為前進のまま侵入しようとすると車によっては擦ってしまうかもしれません。

ですので、バック駐車に自身のある方は、砂利を登り、駐車場入り口を一旦通過し坂の上に行き、バックにて駐車場へ侵入してそのまま駐車するといった工夫が必要になる場合もあるので注意して下さい。

出庫の際もバックで坂の上へ移動し、その後下る工夫が必要になる場合もあるかもしれません。

※エアロ等を装着していない車なら問題ないと思いますが。

撮影機器 EOS7D 2019年6月

左側が駐車場入り口、右側が駐車場です。

因みに、トイレは仮設が一つだけありました。因みにトイレ脇に水道はありません。

4、まとめと感想


オススメ度 ★★★ 狛犬が珍しい
整備度 ★★★★ 一部心配
芸術度 ★★★★ 美術品です

所要時間約10分程度~30分

山の中にある小さな神社といった佇まいではありますが、芸術的な狛犬があったり、立派な杉や傾いている杉など見どころも多い神社でありました。

参拝しながら視覚的にも楽しめる穴場の観光地であると思います。

しかし、階段の傾斜がキツかったり、狛犬付近に蜂が数匹居たり、入り口付近の池が荒れていたりと少し危険な個所もありますが、迂回路があるので問題ないかと思いました。

少し見つけづらいですが、一度は訪れても良いと思える神社でした。

そして最後に…

撮影機器 EOS7D 2019年6月

相撲の土俵!これ使う時はあるのだろうか?

以上、読んで頂きありがとうございました。