乙字ヶ滝初の試み!ライトアップ!桜と雪景色も綺麗【玉川村観光スポット】

玉川村と須賀川市の間に位置する乙字ヶ滝。観光地としてはそこそこ知名度のあるスポットですが、2021年ライトアップを始めました!桜景色や、雪景色、今回のライトアップと見どころをお伝えします!

Contents
  • 2013年1月訪問
  • 2021年3月訪問

1、乙字ヶ滝とは?


早速観光したいと思いますが、いったいどんな滝なのかな~~~

ワクワク(*’▽’)

公園内は小さな公園となっており、東屋や石碑等が並び綺麗に整備されています。

以前訪問した際も綺麗だったのですが、下記に紹介する2021年初開催のライトアップに向けてなのか再整備されており安心して観光できる環境となっておりました。

撮影日 TORQUEG04 2021年3月下旬

阿武隈川の川幅一杯に広がった滝が見えます。

え?これ滝かって?そうです。この滝は一般的に言われる高さがあって迫力を楽しむ滝ではありません。

そのかわりこの乙字ヶ滝にはほかにはない物があります。それは・・・長さです!

落差こそ4mですが、幅は約40mとなんとも平面的に長い滝となっているんです。

一級河川である阿武隈川の幅を目いっぱいに使った滝は他では味わえない迫力があります。

水量も比較的安定しているのでいつ来ても楽しむことが出来るのも大きなポイントかもしれません。

川沿いに遊歩道もあり、手すりもあるので結構近くで滝を見ることが出来るので是非色々な角度から見てみてくださいね!

2021年の再整備にて公園から川のすぐ近くまで降りれる遊歩道も整備されたので今後は更に楽しめること間違いなしです!

動画撮影日 2021年3月下旬

また、余談ですが河川の中央を流下するあたりは、通船堀割(江戸時代末期)であるそうです。

2、乙字ヶ滝の四季


●春(桜)

撮影日 TORQUEG04 2021年3月下旬

春は桜が綺麗です!

桜の本数的には20~30本と言った程度だとは思いますが、滝の音を聞きながら桜を眺めるのも風情で楽しめます。

そして上の写真のように、赤色の欄干の橋をバッグに桜を取ると絵になると思います!

更には、桜並木の様な歩道があるので桜を両側に見ながらゆっくり歩く事も出来ます。写真は無いのですが、この桜並木の夜桜の写真が下のライトアップの項目にあるので是非ご覧くださいね!

●夏(緑)

夏の写真は現在ありませんが、周りが緑に包まれ滝を彩ってくれます。自然の香りが一番強く感じるので、自然を感じながら滝を眺めるのに良い季節で人も少ないので意外とオススメかもです。

●秋(紅葉)

秋は紅葉の季節ですが、一応紅葉はしますがそこまで赤々染まる場所ではないので滝とセットで一応楽しめるますよ!といった感じです。

●冬(雪景色)

私が一番オススメなのが冬の雪景色!

撮影日 EOS60D 2013年1月20日

木々の寂しさと真っ白な道路、そして対照的に真っ赤な橋の欄干。そして綺麗な青空!

そして聞こえる滝の音。人も少なく意外とオススメな景色です。

撮影日 EOS60D 2013年1月20日

何かと寂しげですが、何故か心が落ち着くこの感じが私は好きです。

撮影日 EOS60D 2013年1月20日

勿論滝も忘れてはいけません!雪がある事で更に寒さが際立ちます。この滝は日があまり当たらないので元々青が際立ち寒さが際立つ滝なのですが、写真を撮るにはシャッター速度を即し易く素晴らしいスポットだと思います。

でも、手前側は日は当たりませんが、奥は太陽光が届くのでその調整が難しかったですけどね( `ー´)ノ

雪があるときは殆ど人は来ないので独り占めできるオススメスポットです!

※写真は2013年ですが、今も同じ風景が楽しめますよ!雪が降れば、ですけどね。

3、新感覚ライトアップ!


【2021年開催期間 2021年3月19日~同5月9日】

今年2021年から玉川村が始めた新イベント、それが

乙字ヶ滝ライトアップ!!

乙字ヶ滝を桜の季節に合わせてライトアップしてしまおう!と言う早くやって欲しかったイベントです。

ランタンと桜を楽しめ、滝も楽しめる内容となっているのでとても人気のイベントとなって賑わっていました。(取材には最新の注意と対策を行っております。)

撮影機器 TORQUEG04 2021年3月31日

まずは昼間の様子を偵察です!これはかなり期待できそうな内容です!!

夜が楽しみ~~

●ランタンイルミネーション

撮影機器 EOS60 2021年3月31日

距離は短いですが桜のトンネルがランタンの光で彩られています。

この先にイベント会場がある訳では無く、突き当りは光が無くなってしまうのが残念。

でもとても綺麗ですよね~~

撮影機器 EOS60 2021年3月31日

桜並木のすぐ北側にある小さな広場、そこの殆どのスペースを使い頭上に大量のランタンが規則的に並んでいます。

撮影機器 EOS60 2021年3月31日

頭上には色とりどりのランタンと、数種類の形がありとても煌びやかな空間ができ幻想的と言うのが相応しいと思いました。

風にゆらゆら揺れているのもまた風情で、気温は低くても夏を感じさせてくれました。

撮影機器 EOS60 2021年3月31日

そして良い感じにランタンの更に上には桜が見えます。これかなり綺麗でした!でも、ランタンの光で桜が照らされ、夜桜を楽しめますが、桜はすぐ散ってしまうので、その後も続くライトアップの為ランタンがメインといった感じの作りでした。

でも、桜の咲いているこの時期が一番素晴らしい光景だと思います。

撮影機器 EOS60D 2021年3月31日

2021年に整備された川沿いの遊歩道へ下りれば全景が見れます。なんかここだけお祭り騒ぎって感じです。実際そこまでにぎわっているわけだは無く、桜をお話ししながらゆっくり楽しんでいる感じですが、出店も一店だけ出ていたのがお祭りの雰囲気にさせてくれました。

撮影機器 TORQUEG04 2021年3月31日

下から見上げる様に写真を撮ってみました。

いかにここだけ明るいかがわかります。普段は真っ暗でとても一人で来れる場所じゃないので。

●乙字ヶ滝ライトアップ

ランタンのイルミネーションがメインではありますが、滝そのもののライトアップも行われています。

撮影機器 EOS60D 2021年3月31日

白色の光源の投光器で直接滝を照らす手法が取られています。

手前側だけに向いているので奥の方が見づらいですが、肉眼で見るには十分かと思います。

でも、滝をこの位置から見るには、会場から少し奥に進む為、人はまばら。それもあって綺麗!と言うよりは少しだけ不気味という風に感じでしまいました。昼間と違う顔を見せてくれるのは間違いないですけどね。せめて何か色を付けてくれると華やかさが増すような気がしました。あくまでも私個人の意見ですがね。

下記に動画があるのでご覧下さい。

撮影日 2021年3月31日

仕方なくカップルの顔にモザイクを入れまして、無料ソフトを使わせて頂きました。

でも総合的には満足なイルミネーションでした!

4、その他の見どころ


みちのく自転車道始点

実はこの乙字ヶ滝、二本松まで続くみちのく自転車道の始点なのです!上記の桜並木の部分が入り口となっています。

きちんと舗装されていて、素晴らしいスタートを切る事ができ、暫くは阿武隈川沿いを走る事が出来、一部絶壁の風景を見れるなど見どころも沢山あるのですが、始点から数キロで道が破損しており、自転車道を走らせる事が出来ず、迂回しなければならない為、なんとも言えない自転車道でした。

郡山付近は最初から車道路も自転車道の一部に割り当てられているのでなんとも中途半端な自転車道だと思いました。

●滝見不動堂

撮影日 2021年3月31日

とても綺麗に修復されたお堂です。昔はもっと朽ちていた記憶がありますが、とても立派になり、不気味感は無くなりました!これでやっと綺麗な観光地ですね!

でも・・・

お堂の脇に滝見不動堂の名前の由来があるのですが、少し古典的な文章で少々理解し辛い内容となっております。なんとなくは分かったのですが確信が持てない為訳は割愛致します。いろいろ歴史があったみたいですよ!気になる方は訪問下さい(*´▽`*)

※入り口付近の看板には簡単に書かれています。不動妙が本尊で、弘法大師の開基と伝え、建造費は不明であるそうです。

●芭蕉の句碑

撮影日 2021年3月31日

昔からこの場所に鎮座している芭蕉の句碑です。

芭蕉の句が彫られています。巡っている方は是非いらしてください!

●ゴジラの卵

以前赤い欄干の橋を北側渡って直ぐ右側の岩肌の前の小さな広場にゴジラの卵がありました。

広場から見ると丁度川の反対側ですね。

観光地となっていたのですが、約20年程前に原因不明の火災によって焼失し、以降再建されることは無く荒地となっています。

5、所在地と駐車場及びトイレ


●所在地

乙字ヶ滝への地図はこちら

須賀川市と玉川村の丁度先目に位置しており、阿武隈川に掛かっている赤い欄干の橋が目印です。

東北自動車道須賀川I.C.より南東へ車で約15分

東北自動車道鏡石スマートI.C.より東へ車で約12分

阿武隈自動車道玉川I.C.より須賀川方面へ車で約8分程度

となっております。

国道118号線、玉川村から須賀川へ向かった場合の入り口はこんな感じのY字路となっています。

駐車場

撮影日 2021年3月下旬

駐車場は、トイレ目の間にあるブロックが敷き詰められたボコボコした5台程度のスペースしかありませんでしたが、再整備によって砂利の数十台分駐車可能な広いスペースが確保されましたのでこちらに止めた方がタイヤへのダメージは少ないと思います。

撮影日 2021年3月下旬

区分けラインは無いので注意は必要ですが広くて安心です。

トイレ

撮影日 2021年3月下旬

トイレは駐車場の目の前にあります。一つの入り口から左右に分かれるタイプで部屋数は少ないです。

また、汚くはないですがやはり公衆トイレ。男性の小は問題ありませんが、女性と男性の大は少し難があるかも(‘_’)

洗剤などは無いのでおしぼりや消毒を持参すると良いかも!

6、まとめと感想


通常時オススメ度 ★★ 普段は物足りない
ライトアップオススメ度 ★★★★ ランタンが綺麗
穴場度 ★★★★~★★ ライトアップ時は混雑

滞在時間 10分~20分(通常時)

滞在時間 10分~30分(イベント時

滝単体で考えると落差は無く、迫力も薄い滝ですが、幅が広く珍しい形状の滝であり、他では楽しめない自然がここにはあります。

2021年に再整備されたおかげもあり、とても明るい雰囲気に変わり以前の不気味感は払拭され、改めて観光地として歩みだしました。

今年はイルミネーションも初めて開催され、とても綺麗で賑わっていたので是非、定番化してほしいと思います。

その他にも通船堀割、滝見不動堂、芭蕉の句碑等実は見どころが沢山です。入り口付近にある案内板に細かく説明が書かれているので読んでから観光すると楽しめると思います。逆に見ないとあっという間に見終わって数分で立ち去る事にもなりかねないです。

でも、滝の音は結構大きく、意外と見どころのある滝と観光地なので普段は穴場の観光としてオススメ出来ると思いました。

イルミネーション開催時は数十人が訪れるので穴場ではありませんけどね。

また忘れたころに来てみたいと思いました!